2019年7月10日水曜日

86音源ボードのコンデンサの効率の良い外し方。

経年劣化と腐食性のあるコンデンサの液漏れで
パターンが大変劣化していますので、
低温でささっと外す必要があります。

表面実装基板なのではんだ吸い取り機を使わなくても良いので
その点は大変楽なのですが、
グランドの銅箔を少々プレヒーターで暖めてあげないとかなり周囲に
熱が逃げてしまうので、
こてを基板にあてる時間が ながくなり、ただでさえ劣化したパターンが
剥がれるという・・・

グランドの銅箔を少々プレヒーターで暖めてあげるといいです
両面から軽く加熱すると楽に出来るかと・・・
ホットピンセット、ホットツイーザという ピンセットのようなはんだこてが
ありますとさらに片手で楽々作業出来るのですが…

プロでも無いので高いお金は出せません。
(すでにステーションハンダこてを2台買ったので。。。)

ですのでプレヒータの代わりにドライヤーで適当に予熱してから
加熱したエリアのコンデンサの両端より同時に
加熱してペロッと外れれば良いのですが・・・
ちなみに、設定温度は320度程度がちょうど良かったです。
(300度だとじっくり加熱しないとダメなので箔がはがれます)

腐りきった部分はこてを当ててもなかなか溶けないので新しいハンダで
 追いハンダしてジュワッとしてあげると良い感じになります。
 あまり酷いところは針で表面の酸化物を除去すると良いです。

あと腐ったハンダ・コンデンサの樹脂部品が溶けた物を
触っているというのもあって
こて先がすぐにヌレが悪くなってしまいます。
 加熱時間が増える原因ですので
 金属たわしのようなタイプのクリーナーで汚れを取ります。
 (スポンジより汚れが落ちやすく、こて温度が急に下がらないので
  こて先も長持ちします)
 時々チップリフレッサーなどで酸化物を除去すると快適に作業できますが、
こて先を侵すのでホドホドに。


・・・



だらだらと書きましたが、最終的には万一液が飛び散っても大丈夫なように
ゴーグルをしてから、切れ味のよいニッパーでコンデンサを
 真ん中から切り取って、足だけにしてしまうと良いです。
パターンが剥がれないようお気をつけて。

足を外すだけです。簡単!


終わったら腐った液を洗って、導通チェックです

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